こんにちは。健茶と書いてケンティーです。
世の中には仕事に生かせる資格や趣味の資格など様々な資格がありますよね。
もし茶道に資格が存在するのであればあなたは取得したいですか?
では、今回は茶道の資格についてお伝えしていこうと思います。
1. 茶道に資格は存在するのか?
単刀直入にいうと、茶道には資格が存在します。
しかし、流派によって資格制度がある流派とない流派があります。
もしあなたが今後資格を取得しながら茶道を学びたい場合は
資格制度が存在する流派かどうかを事前に調べておく必要があります。
《流派に関しては別の記事で詳しく説明しておりますのでこちらをご覧ください。》
例えば、茶道の代表的な流派である表千家と裏千家について説明すると、
表千家には資格制度は存在せず、裏千家には資格制度が存在します。
また、流派によって「免状(めんじょう)」や「許状(きょじょう)」という制度もあります。
これは、資格とは異なり、稽古の各段階ごとに学ぶことが許される証明書の様なものです。
これから学ぶことを許される証明書なので修了書とも異なります。
つまり、「免状」や「許状」が頂けるからといって資格を取れるということではないので
茶道教室に通って資格を取りたいと考えている方は気を付けましょう。
2. 資格の内容は?
では、資格の内容がどうなっているのか。
裏千家を例に挙げて説明していきたいと思います。
裏千家の資格は
初級・中級・上級(助講師)・講師・専任講師・助教授に分かれています。
そして、先程説明させていただいた、
「免状」や「許状」については裏千家では「許状」といいます。
因みに裏千家の許状種目は
入門・小習・茶箱点・茶通箱・唐物・台天目・盆点・和巾点・行之行台子
・大円草・引次・真之行台子・大円真・正引次・茶名・紋許・准教授に分かれています。
見て頂いた通り、資格と許状が全く異なるものだということがわかって頂けたかと思います。
ですが、許状が資格に全く関係ないのかというと、そういうわけではありません。
3. どうやって資格は取得できるのか?
簡単にいうと、資格に必要な許状の種目を全て取得することで資格を取得できます。
例えば、裏千家でいうと、入門・小習・茶箱点の許状取得で初級、
茶通箱・唐物・台天目・盆点・和巾点の許状取得で中級、
という様に、許状と資格の内容は連動しています。
資格取得の際に試験はないのですが、先生を通して申請する必要があります。
つまりは、申請できるかどうかは先生の判断次第になります。
個人的な見解になりますが、ケンティーの調査では、
先生によって取得できるタイミングにかなり差がある様に感じます。
先生によってはどんどん進めて教えてくださる先生もいらっしゃれば、
一つ一つ厳しくチェックして完璧にできる様になるまで
次のお稽古に進ませない先生もいらっしゃいます。
ですので、どのくらいの期間でどこまでの資格が取得可能かという目安は
教室に通う前に先生に確認しましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、
茶道の資格を取得したいあなたへ
・茶道って資格はあるのか?
・どうやって資格は取得できるのか?
という疑問について、茶道初心者代表として
ケンティーの知識を元にお伝えさせて頂きました。
そして、ケンティーが茶道を始めた実体験と調査から
・茶道には資格がある流派とない流派がある
・取得には先生を通して申請が必要
もし、茶道の資格を取得したいのであればチャレンジしてみて下さい。
資格を取得していくことで、茶道の先生になったり、茶道教室を開いたりすることも夢ではありません。
因みに、茶道を緩く楽しみたいあなたでも大丈夫です。
もし、資格が必要でなければ、先生にその旨を伝えても嫌がられませんし、
茶道を緩く楽しむためだけの教室も沢山ありますので自分にあった教室を探してみて下さい。
今回もお読みいただきありがとうございました。