こんにちは。健茶と書いてケンティーです。
これまでの記事を読んで下さっていれば、あなたの茶道へのマイナスのイメージや不安は
ほとんど無くなってきているのではないでしょうか?
さて、茶道の敷居を高くしている要因の一つに「お家元」というワードがありますよね?
ちなみに、「お家元」は(おいえもと)と読みます。
では、「お家元」って何なんでしょうか?
そもそも何でしょうか?人なのでしょうか?家柄なのでしょうか?
どちらにしても身分が高そうじゃないですか?
結局、茶道って家柄が関係していてお金持ちがやる趣味じゃないの?など
色々考えてしまいますよね。
今回はお家元や、家柄について触れていきたいと思います。
1. 茶道のお家元は偉い人?
あなたは「お家元」という言葉を耳にされたことはありますか?
耳にされたことがなくても茶道を始めると何度も聞く言葉になると思います。
では、その「お家元」とは一体何なのでしょうか?
「お家元」とは簡単にいうと、各芸道の各流派のトップの家系や人のことです。
つまりは、茶道以外にも華道や書道、日本舞踊などそれぞれにお家元というトップがいらっしゃるわけです。
茶道でいうと、流派ごとにお家元がいらっしゃり、流義内の政治的な把握、統率や運営、芸事の指導などをされてます。
《流派に関しては別記事で詳しく説明しておりますのでこちらを参考にしてみて下さい。》
その他にもお免状の発行をされているのもお家元です。
この様に、各芸道が流派ごとにお家元を中心にして動いているわけです。
という事で、茶道のお家元というのは偉い人や家系だということです。
まずはこの事を知っておきましょう。
2. 茶道って家柄が良い人がするもの?
では、茶道は家柄が良くないとできないのか?
最初、茶道に興味を持った時に僕が持っていたイメージは
“家柄が良いお坊ちゃんや、お嬢さんができるもの”でした。
きっと僕と同じ様なイメージを持っている方って少なくないと思います。
では、家柄が良いとはまず何なのか。考えてみました。
茶道界でいうと昔ながら茶道に携わっている家系のことを指すと思います。
ということは、お家元ということになりますよね?
先程説明させて頂いたお家元を参考にすると、
お家元の制度では世襲制となっており、基本的には、親から子へと技芸が伝承されていきます。
これを聞くと、じゃあそのお家元の子どもとして生まれなければ茶道を教わることができないじゃないか。
と、思ってしまいますよね。
しかし、茶道用語で「業躰」という言葉があります。
「業躰」とは(ぎょうてい)と読み、茶道の先生方を教える先生を指す言葉です。
茶道界では業躰先生と呼ばれることが多いかと思います。
何故その様な先生がいらっしゃるかというと、
先程お伝えした世襲制だと門弟が増えると家元一人で全員を教えることが難しくなるわけです。
そのために、教えを引き継ぐに相応しいとお家元が認めたお弟子さんが業躰先生となり茶道を教え、伝えていくのです。
つまり、仕組みとしてはお家元の子どもとして生まれなくても、茶道を学べるということになります。
3. ケンティーが実際に茶道をやって分かったこと
実際に僕が茶道に関わって感じた事は、今のところ家柄は全く関係なく教えて頂けるという事です。
あくまで今のところという説明をさせて頂いたのは
もし今後、僕の茶道の活動の幅が広がってきた場合には
どんな状況になるのか未知の世界なのでその様に表現させて頂きました。
しかし、今のところ、お稽古に通ったり、お茶会に参加させて頂いてますが
全く問題ありません。先生も優しく教えて下さいますし、仲間たちとも純粋にお茶を楽しめています。
ちなみに自分では気にした事はありませんが、僕は農家の生まれで、
茶道とは無縁の世界で生きてきました。
そんな僕でも個人的には茶道の世界にガッツリ入り込めていると感じています。
まとめ
いかがでしたか??
今回は、これから茶道を始めたい方へ
・家柄は関係あるのか?
・お家元の家系でなくても学べるか?
という疑問について、家柄無縁代表としての
ケンティーの経験を元にお伝えさせて頂きました。
そして、ケンティーが茶道を始めた実体験から
何も気にせず、あなたが茶道に少しでも興味があるなら
一歩を踏み出していただけたらと思います。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。